作業環境
- macOS 10.12.4
Python3 のインストール
まずは、デフォルトの Python のバージョンを確認してみます。
$ python -V Python 2.7.13
Homebrew を使って Python3 をインストールし、インストールした Python3 のバージョンを確認します。
$ brew install python3 $ python3 -V Python 3.6.1
venv で仮想環境をつくる
Python ではこれまで virtualenv
というツールで仮想環境をつくるのが一般的でしたが、Python 3.3 から venv
という標準モジュールで仮想環境をつくることができるようになったようなので、今回は venv
を用いて仮想環境をつくってみたいと思います。
次のコマンドで早速仮想環境を作ってみましょう。
$ python3 -m venv python-test
ここでは python-test
という名前の仮想環境を作っています。
カレントディレクトリに python-test
というディレクトリが作成されます。
仮想環境に入るには activate
スクリプトを実行します。
$ . python-test/bin/activate
これで仮想環境に入ることができました。
ちゃんと仮想環境に入ることができているか、バージョンを確認してみます。
(python-test) $ python -V Python 3.6.1
仮想環境から抜けるには deactivate
コマンドを実行します、
(python-test) $ deactivate
仮想環境から抜けることができたか、もう一度バージョンを確認してみます。
$ python -V Python 2.7.13
まとめ
Python 3.3 からは virtualenv
を使用しなくても標準モジュールの venv
で簡単に仮想環境をつくることができるようになったようです。
2つ以上のプロジェクトを開発していると、それぞれのプロジェクトのライブラリでバージョンが衝突することがよくあるので、venv
を使ってそれぞれのプロジェクトで仮想環境をつくってきちんと環境を分離していきたいと思います。
- 作者: クジラ飛行机
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 柴田淳
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る